2011年:メゾン 〜 オーダーカーテン インテリアを求めて海外遠征 |
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パリ2日目、なんだやっぱりパリ寒しこないだまでのローマ、この冬一番の陽気のフランクフルトやケルンと比べ厳しくなりそうなパリ。
昨日ネックウォーマーをどっかに忘れてきて、どこで忘れたすらおもいだせないこれから寒いパリで必要なのに残念なヒデキです。
今日からメゾンオブジェ回ります。
今年もパリのファブリックの展示会はメゾンとデコオフに別れておりなめるように回っても最低2日、よく見ていくと4日かかります。
少しこの感じもなれてきて、これはこれでパリの街も少しのぞけてヒデキは好きです。
メゾンだけだと郊外の会場に朝早くはいると真っ暗になるまで会場にいて街に帰ると8時、もうデパートやセレクトショップもしまってるし宿と会場の往復だけでパリの大方が終わっちゃうのですごくもったいないな〜と思ってました。
凱旋門やエッフェル塔を見ない年もあったなんてかなしいですよね。
今年は駅になんだかダフ屋が多い。それだけ入場者増えてるのかな?盛況なのはいいことです。
全体のイメージつかむためにまずはトレンドブースを回ります。
今年は「INTENSITE (アンタンシテ/インテンシティ 激しさ)」がメインのテーマ。
今年も3人のトレンドセッターがこの激しさに対してインスタレーションを通して3つのトレンドの提案をしていました。
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まずはエリザベス・ルリッシュの提案「HAUTE TANSION 強烈な緊張」
強烈な緊張を強いられる現在、あらゆる感覚(5感)を使い、その強烈な瞬間や強い感動のなかを生きていかなければなりません。
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クリエーションをもっと気まぐれに変化させてもいいのでは軽さと重さを調整したり、光の強弱やカラーにバリエーションを持たせたり、驚くような素材の質感は感性を刺激してくれます。
また、香りや音は感覚や感性を刺激し、テクノポエジー(新しいテクノロジー)はわれわれを幸福にし、官能を高めてくれます。
すぐそこにべつの新しい世界が見えてきています。
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特にフューチャーされた日本人がインスタレーションの半分以上を使って展示されていました。
日本人はとてもこの手のデザインにおいて、ぬきんでているようです。 |
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真っ赤なアーチの連続で奥行きや距離を感じさせる遠近法。
007のオープニングを思い出しました。 |
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最近流行の体感型インスタレーション
床のマルの中に立つと4方の映像で自分がバーチャルの世界に入り込めます。
去年東京で佐藤雅彦さんの『これも自分と・・』展を思い出しました。 |
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炎に包まれたり、ニューヨークの喧騒にほりだされたり映像と音に包まれて時空を超えるような錯覚を感じます。 |
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積層された地形のようなソファー。
あたかも彫刻や積層立体のようなソファー。
造形美は今年のマストアイテムです。 |
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このゴムの白熊のラグの少しばかげたところが感覚をくすぐるそこに・・・・?? |
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石上純也サンのいす。
イタリアのエルデコ編集長が絶賛したいすだそうです。 |
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黒い細いラインがあたかもそこに張り地やボリュームがあるかのように感じさせます。 |
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影までだまされてて、立体を表してるんですよ。 |
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吉岡徳仁さんがテクスチャーとフォルムのタイルを出していました。
現時点のミニマルの最高点。 |
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2つめは「UN-PLUGED」
依然こんな感じのMUSICのはやりありましたよね。
ここでは激しさに対して抗わず、肩の地から抜いていこうよみたいな既存のものや身近にあるものをデザインしなおして、もしくはそのまま使うことをデザインとして楽しみましょう。
新しいLUXとはシンプルで素朴なものなのです。
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入るなりみんなはヘッドフォンをして思い思いに寝そべっていました。
いきなり緊張感が抜けるような、リラックスがテーマ。 |
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もちろんヒデキも少しくつろぎました。
ヘッドホンからは森の中の小川のせせらぎ・小鳥の声・草や枝の音落ち着きます。
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こういうストーブや暖炉、
一見昔からある今のテクノロジー価値観からすると古いもの・時代遅れのものなんだけど、実はこういったもののほうがずっと贅沢だったりするだよね。
これが新しいラグジュアリー。 |
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素朴なもの、見たことあるようなものが並びます。
少しカントリー・フォークロアな感じ不思議と心やすまります。 |
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素朴な天然素材やハンドメイドなものがとても贅沢なのですね。 |
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3つの不ぞろいのソファー
きっと倉庫やガレージで捨てられるときを待っていたのでしょうね。
カバーをして並べるとこれが新しいデザインとなるんですね。 |
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見たことある長いす
でもこれは新しいデザインとして受け入れられるのです。
そうノスタルジーなしに過去と付き合う。
これも今年の基本です |
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既存のものにデザインを加えて新しい用途に
少しプラグ抜いて、使い方・スピード・テンション・考え方・温度・・・・を変えてみる。
いままでとちがう価値観がデザインを変えるのです。いやデザインが変えるのかも。
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さて、パリのトレンド3つ目「HYPNOTIC(催眠薬)」
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このトレンドは〜〜白黒・幾何学・造形・錯覚・3D〜〜
とにかく視覚を刺激してデザインするって感じです。
ピンクのチェストのようにモノクロに色を入れてるのが今年ぽいのですね。
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この時計も錯覚を誘いますよね。
ケルンでもよくピックアップ受けてた造形的コーヒーテーブルもいい感じ。
こういうの1つ部屋に置くと今っぽい。
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結局ここはサイケなんだよね。
モノクロモダンイケ。
今年はやっぱミッドセンチュリーなんだね。
きっと次に60’S中ほどから70’Sって感じがしますがこれは私観。
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これもリゾートのおしゃれ系お土産モノやさんによくつってるサイケモービル。
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脚がデコ(アールデコ)ってるところがパリっぽいんだよね〜。
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造形+幾何学
こういうグリットかかれたテーブルありましたよね。
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実際日本人には少しきつく映るこの手のデザインをどう使っておろしていくかが
僕たちの課題なんだよね
実はそう思えるだけで来た甲斐があったんだよね。
いや、あったかもしれない
いや、そう思いたい(笑)
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コーヒーがこのカップでおいしいかというのとインテリアセンス的にかっこいいというのは無関係なところがこのトレンドの面白いところ。
このアンバランスさもこのセッターの意図するところなんでしょうか?
いや、そこまで考えてないですよね、きっと。 |
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ダイソンの送風機もこのトレンドのイメージそのもの
『ディテールだけでは何かわかんない』ってのもトレンドイメージ。
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